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節電で東京のバリアフリーが機能しなくなっています

Twitterでもつぶやいていますが、節電の影響で、東京の街のバリアフリーが機能しなくなっています。
東京圏内を移動していると、いろんなところで、不都合を目にします。

4月24日付日経新聞でも取り上げられていました。

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「むさしの未来まちづくりたい」ではこの件に関して、体験談や不安に思うことなど、ご意見を募集しています。
詳しくはこちらをごらんください。

トイレット

 友だちに「映画の『トイレット』、観る?」と訊かれた。
 私の研究テーマが、「多機能トイレの社会学」で、多機能トイレ(東京都の呼称は「だれでもトイレ」)から共生を具体的に考えているからそんな話になったのだが、研究はさておき、荻上監督作品は大好き。とくに『かもめ食堂』は、個人的な思い出がある。あの頃は、もっとゆっくり生きようと思ったのだ。いまは、ゆっくりといえばゆっくりだけど、こうなるとは予想していなかった…。

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 映画についての詳細はこちらから。

 カナダのとある町。芸術家で、パニック障害で女装趣味(?)のモーリー、まじめな研究員でオタクのレイ、生意気な大学生の妹リサ。この兄妹と言葉が通じない、ばーちゃんの絆の物語。
家族の精神的支柱の具現化がトイレ、といったら大袈裟なのかな? しかし、なんと”共生”の物語でもあったので、おお!!

 あくまでコメディで、けっこうドライで、でもふわっと優しくて。
共生はこうでなくちゃ! 
最初からベタベタのお涙ちょうだい路線じゃ、ダメなんだよ。
私は「”人間の尊厳””共生社会”なんて立派なことを言ってて排泄を考えない人が多すぎる」と、日頃からプリプリしているが、実はお説教くさいのって大嫌い。

 家族が囲む食卓のメインディッシュが生粋の和食じゃなくて餃子っていうところや、足踏みミシンとピアノ、フェイクじゃないことを証明したいのにエアギターだったり、微妙にずれているセンスが逆にリアル。

 いい映画だった。楽しかった。
『西の魔女が死んだ』のおばあちゃん、サチ・パーカーが謎の女性で出ているところも、いいなあ。

アリス イン ワンダーランド

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地元の映画館で、「アリス イン ワンダーランド」を観る。
地元で観られるのは、大変嬉しい。移動に時間がとられないし、なにより勝手知ったる場所で気楽。買い物のついでに、みたいなノリだ。それでも最近忙しいので、いい気分転換になった。

「不思議の国のアリス」の後日談として、アリスは19歳の設定。実生活では婚約を迫られており、パーティから逃げる途中で穴っぽこに落ちる。
穴の中の世界では、赤の女王と白の女王の姉妹が王位継承で対立していて、しかも赤の女王はとてもわかりやすい悪者で,白の女王も一癖ありそう。

女性の成長物語だとか、ジョニー・デップがカッコイイ(ハンサムという意味ではないが)とか、いろいろあるが、一番の感想は、なんてたって3Dなのだ。
3Dだと映像に奥行きが出て、たしかに面白い。
でも、あの眼鏡、重くなかったですか?
そこが改善点のような気がする。

映像は、2Dと3Dを比べてみると、その違い(効果)がよくわかるんだろうな。


武蔵野三鷹ケーブルテレビ

武蔵野三鷹ケーブルテレビ「デイリー武蔵野三鷹」で、むさしの未来まちづくりたいの活動が取り上げられます。


放送日   5月14日(金)
放送時間 18:00~   19:45~  21:45~  23:45~ 1日4回

再放送 「ウィークリー武蔵野三鷹」 5月15日(土) 20:30~

ぜひご覧ください。 


のだめカンタービレ 最終楽章 後編

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「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」を観た。

 とってもとっても楽しみにしていた。その期待は裏切られないどころか、期待以上の満足。
 素晴らしい選曲のクラシック音楽がBGMではなく主役級で、たっぷり満喫できる。映画館で聴くと音もいいし。
映像も美しいし、物語もギャグもコミックに忠実。

 で、この二人の恋愛が! いや、恋愛映画臭くないところがいいのだけれど、理想の恋愛だなあと思う。「こんないい彼氏、私には現れなかったわー」と一緒に観たKちゃんとため息をついた。
 ハンサムで脚が長くて(前編では玉木宏のタクトを振る姿にほれぼれしたが、後編は街中を走る姿にしびれる)、部屋が散らかれば片付けてくれるし、呪文料理はつくってくれるし。いやいや、そんなことではなく、のだめの能力を開花させたい、引き上げたいと思う、その愛情にグッとくるのだ。
 清良(水川あさみ)と峰(瑛太)のカップルも、清良の成長を見守る峰にグッとくる。伴走しようとするか、見守るか、その違いはあるけれど、なんて度量の広いイイ男たちなんだろう。ギャグに溢れているが、実は深い物語なのだ。

 「最終楽章」とあるが、漫画はアンコール編に突入。上野樹里や玉木宏など、素晴らしい俳優陣が年をとる前に、また映像で観たいものだ。

 

キャピタリズム マネーは踊る

 マイケル・ムーア監督の『キャピタリズム マネーは踊る』を観た。
 
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 金融資本主義の行き着いた先、サブプライムローン破綻後のアメリカ経済社会をシビアに見つめ、ユーモラスに描いた作品。ローンが払えなくなり、家を追われる住民。民間委託された刑務所に微罪で入れられ、正当な理由なく刑期を延長された少年少女。マクドナルドより安いパイロットの時給。従業員に死亡保険をかける企業。

 民主主義は、みな平等に1票があるが、「選挙民の大半は、努力を続けていれば、いつか金持ちになるチャンスが来ると信じているから」、この状況に文句はいわない、というシティグループの極秘メモ。アメリカンドリームが独占を許している、という皮肉。 

 この映画を観て『MONOPOLY』を思い出した。バブルになりかけの時代に、資本主義の
『MONOPOLY』というボードゲームが流行って(いまでも有名ね)、私もかなり楽しんだ。
MONOPOLY=独占というだけあって、そのゲームの勝敗は、絶対的な勝者が一人、あとのプレーヤーは破産に追い込まれる。中産階級がない。ムーアが訴える「1%の裕福層と99%の貧困層」というアメリカの現状は、まさにMONOPOLYだ。
 ゲームだったらプレーヤー全員にわかるルールがあるが、現実は複雑怪奇。デリバティブという、経済学者でも説明に困るからくりがある。ムーアは、この閉塞的な独占社会の打開策を、ローズベルト大統領のニューディール政策と、労働者の奮起と、キリスト教に求める(キリスト教徒にだって金の猛者がいるんだろうと思うが)。
 
 しかしなあ、子どもや孫の代まで心配しないですむようなお金持ちが、それでもまだおカネがほしいって、すごいわ。
 そして、一番印象的だったのは、金融企業が権力の中枢に入ることも、権力を握っている者が情報操作をすることも、いとも簡単、オチャノコサイサイだ、ということ。さて、日本はどうか?

 映画が終わったときに、客席から拍手が起きた。観客は8:2ぐらいの割合で男性が多かった。

山形スクリ~ム

 ばかばかしく、楽しい気分になりたくて、映画『山形すくり~む』を観た。

Yamagatas

竹中直人の監督作品。山形を舞台に、平家の落ち武者伝説にちなんだコメディ。
面白かった。成海璃子がかわいいとか、EXILEのAKIRAクンがこんな役をやっていいのか?とか、温水さんは温水さんの役で出ていたとか、由紀さおりはすごいなあ、とかとか、見所はたくさんある。
脇を固める俳優たちも、おもしろがってか、個性的な人が出演していて、特殊メイクをしている人もいるから、「これは、○○さんかなあ」などと、俳優を想像しながら観る楽しみもある。もちろん竹中ならではのギャクもある。

 でも、意外とまとも。もっとハチャメチャなのかと思ったけど、そうしたらマニアックになりすぎるんでしょうね。