2014年11月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

Twitter

無料ブログはココログ

食の楽しみ

 8月4日TBSの「夢の扉+」で、イーエヌ大塚製薬株式会社の「あい~と」を紹介していました。この会社では摂食回復支援食と呼んでいますが、見た目は通常のメニューそのままに、流動食(ミキサー食)に頼っている人の多くが食べられる柔らかさ、そして美味しく、栄養も考えられた冷凍食品です。この食事、5月16日のNHK「バリバラ」でも紹介されていました。http://www.ieat.jp

 栄養価だけでなく、美味しく、食べやすい介護食を、という動きは最近広がっているようです。フレンチを流動食にアレンジする多田鐸介さんの取り組みも日本テレビ「未来シアター」他、メディアで紹介されています。こちらは多田さんのノウハウを施設に伝授し、給食で活用しているようです。 
 http://www.ntv.co.jp/mirai-theater/20140801.html
 従来の介護食(ミキサー食)は、メニューを混ぜてしまうからダークな色になり、食欲がわかないと言いますから、こういう動きは朗報ですね。

 食の楽しみは、食べる楽しみだけでなく、自分で献立を考える楽しみ、自分でつくる楽しみもあります。食べたいものをリクエストしたり、好き嫌いを言えたり、介護食に頼っている人でも、家族やヘルパーさんと相談しながら献立を考えることは可能ですね。

 

バリアフリーキッチン 動線と暑さ対策を考えた間取り

キッチンにも、バリアフリーやユニバーサルデザインの考え方が導入されるようになってきました。システムキッチンの高さを考えたり、安全に配慮したり。では、空間の取り方はどうでしょうか。

   最近は、カウンター形式になっているシステムキッチンで、調理スペースとダイニングが区切られているLDK が多くなりました。独立型のキッチンもありますが、人気がないのは高度成長期の団地から広がったカウンター無しの(L)DK。流しから振り向けばテーブルがあるというもので、たしかに調理中や後片付けの雑然としたところが見えるので見栄えは悪い。ですが、バリアフリーの観点からはかなり良いんじゃないかと思っています。

 振り向けば手が届く位置にダイニングテーブルが置けますので、配膳が楽です。調理台が狭い場合はテーブルを使えるし、椅子に座って野菜の皮をむくなどの下ごしらえもできます。立ち仕事が辛い人には、キッチンでも椅子を使うことを勧めますが、この方法ならわざわざ椅子を用意する必要もありません。
 とくに中高年になってキッチンをリフォームする場合、いままでが開放型のLDKなら、カウンターキッチン、独立キッチンはお勧めしません。作業動線が長く感じるはずです。

 それから室温管理! 対面カウンター式や独立型のキッチンンだと、リビングやダイニングに付けられたエアコンの風が届かないことがあるのです。そして調理の熱も籠もりやすい。料理をしているうちに熱中症になったとか、夏は暑くてキッチンに立ちたくないという話も聞きます。開放型のキッチンなら遮るものがありません。少々調理中の臭いがリビングに流れるか気になりますが、 いまの換気扇は性能がいいので許容範囲なのではと思います。

 ちなみに調理中の臭いの問題は、コンロの上だけじゃなくて、電子レンジのところにも換気扇があるといいのですが。ダクトが伸縮する換気扇ができないものでしょうか。

片手で食べやすいサンドイッチ(アンデルセン)

 
 そもそも「サンドイッチの名前の由来は、サンドイッチ伯爵がカードゲームの間に片手で食べるものとして、ビーフを挟んだパンを…」と、言い伝えられるほど”片手で食べる”がポイントのようですが、終始片手だけで食べようとすると具がはみ出して落ちそうになったり…、食べにくいことがあります。

  
And

 アンデルセンの「4種のフラワーサンド」は、U字型に具を包み、切り端から食べると具がはみ出しません。ひとつが小さいのも手の中に収まって持ちやすいです。
 蓋と一体型の容器も、外した蓋を下に重ねる手間がなく、椅子に座って膝の上に広げて食べる食べるときなどに便利です。
 4種の具は、「トマトとハム」「ポテトサラダ」「ツナ」「たまご」。もちろんアンデルセンですから美味しいし! 
 
 テーブルがないところでの食事はもちろん、お年寄りや子どもなど不器用な人、手が不自由な人には嬉しいサンドイッチ。よく工夫されていて、これもユニバーサルデザインのひとつですね。

 ところで冒頭のサンドイッチ伯爵の話。カードゲームに興じていたというのはゴシップで、仕事に忙しいからサンドウィッチをつくらせた、という話もあるそうです。
 
 

岡田准一クンのようなワイン

 先日minobiで飲んだワイン。ワインのことはよくわからないので、お任せしています。ソムリエールの長谷川ちゃん曰く、「岡田准一クンのようなワイン」。私はファンではありませんが、ハンサムですよねえ。

Scan0021_3
 ほほう。なるほど。重すぎず、華やかな感じもして、ワイン用語だと「バランスがいい」というんでしょうか。最初の印象が、最後まで崩れなかったところも、岡田クン似? 

 St3304791_4
 そしてチーズ。見よ、この充実度。

 この日のメインは子どものイノシシ。夏のジビエは珍しいですね。肉質はしっかりしているけれど淡泊で、豚とも違う味わい。美味しかったぁ。

 お料理は、写真を撮るのを忘れました。お料理に夢中になるので、いつも気づくのが遅い!  

寿司清伊勢丹会館店 あるいは左利き 

  「のだめカンタービレ」の後、お寿司屋さんに寄った。伊勢丹吉祥寺店に入っていた寿司清が、伊勢丹閉店とともにサヨナラだったのでとても悲しい。そうなると近い系列店は、立川が新宿なのだけれど、新宿の街のほうがなにかと馴染みがある。
 伊勢丹会館は昼間に何度かいったことはあるものの、この夜はじめてカウンターに座った。店長の前。
 美味しいことはいうまでもない。おつまみメニューをちょいとアレンジしてもらったり、カウンターならではの店長とのやりとりも楽しかった。

 それから、こんな気配りが!

 St330372_2

 私が左利きだとわかると、向きを変えてくれたのだ。こういうほんの小さな事が、実はホスピタリティなのよねえ。


 左利きの生活というのは案外不便で、それでも今は”ユニバーサルデザイン”というもののおかげで、だいぶ考えてもらえるようになったけれど、たとえば電話のプッシュボタンの配列はホントは右利きの人が使い安い配列なんじゃないかと思う。
  それから駅の自動改札。あれも身体をひねって、タッチする。

 一つ一つは小さなことで普段は意識していないが、ふとストレスを感じるときがある。だから店長の気遣いは、食べやすさはもちろんのこと「わかってくれる人がいるんだなあ」と嬉しかった。

Masi Campofiorin 2006

今日からゴールデンウィークの連休。
前哨戦のイベントは、ひとつ、ふたつあったものの、心おきなく休めるのは嬉しい。

とはいえ、今日はお疲れモードで家にいた。
夕食にイタリアワイン、マァジ カンポフィオリンを抜く。
フルボディのワインの中でも、濃厚で複雑な味。
はじめから渋すぎず、ふわっと柔らかな甘みもあって。すなわち美味。
いや、そんなにワインに詳しくありませんが、好みです。


St330373_2

 食後、酔ったアタマで読書。あまり実にならないかもしれないが、本人は幸せ。

橄欖(かんらん)

 東京の桜の開花宣言から4日後、友達のお誕生日会で、東京大学駒場キャンパス内にあるレストラン「橄欖」に行った。

 国際化だったり、産学連携だったりで、ちゃんとしたレストランがあったほうがいいということなんだろうか。東京大学の中にあるが大学関係者でなくても利用できる美味しいレストランの噂は、前から聞いていた。ランチは奥様族でにぎわうそうだ。
 年末にお会いした元・上司が東大出身の方で「同期会で行った駒場のフレンチが美味しかった」とおっしゃっていたので、行ってみようか、ということになった。当初、今年の桜は早そうだと言われていたから、お花見も兼ねられたら…、なんて言っていたのだが、桜は二分咲きぐらいだった。

 「本格的なフレンチを1FLever Son Verre(ルヴェ ソン ヴェール)ではカジュアルに・・・。2F橄欖は、クラシカルな雰囲気でゆったりと・・・。」だそうで、同じお店の経営のようだ。この夜は、1階は卒業パーティが入っていたので、2階の橄欖を予約した。

St330297
 ファカルティハウスといういかにもクラシカルな建物の階段をあがると、ギャルソンが出迎えてくれた。ゆったりとしたソファのウエイティングコーナーに案内されて、メンバーが揃ったところで、テーブルに案内された。この時点で、かなり正当派、本格的なレストランだということに驚いた。私たちは利用しなかったが、バーカウンターもある。ワインリストも種類が豊富だった。あまり飲むメンバーではなかったのでグラスワインにしてしまったのだが、それも種類があり、説明を聞いてチョイスできた。

 前菜とメインディッシュを選べるプリフィクスコースを頼んだ。メインディッシュは魚か肉かどちからだったが、アミューズからコーヒーまで、本格的。デザートの後のコーヒーにも、小菓子が添えてあったし。頼めばチーズも出てきたかもね。

St330301
 写真は、前菜の”ホタルイカと春野菜のミルフィーユ、タマネギのアイスクリーム添え”。このアイスクリームが、新タマネギの甘みが活きていて、風味もあって感激。春野菜の味を殺さないかと思ったが、ネギの独特な味が口の中に残らず、かつホタルイカとの相性もよかった。メインはウズラを選んだ。

 サービスも良かった。料理やワインの説明も丁寧。私は右手に麻痺があるのだが、こちらからリクエストしなくても、パンが出てきたときにほどよいと大きさにカットされていて、その後の料理にも気遣いがあった。先方から気付いてさりげなく対応してくれたのはオーグー ドゥ ジュール グループ以来で、滅多にそういうステキなお店はない。この日、2階は私たち一組だけで実質貸し切り状態だったが、テーブルとテーブルの間隔も広く、贅沢な配置だった。ファカルティハウスは、研究者の交流施設として位置づけられている。 
 落ち着けるし、ここは穴場ですよ。

 ところで橄欖(かんらん)という店名。普段使わない難しい漢字で国語辞典を引いても出てこなかったから、どんな意味だろうと思っていたら、ショップカードの裏に由来が書いてあった。オリーブの和名だそうだ。


Scan0033


 

minobi

 ひさしぶりに三田のminobiに行った。オーグー・ドゥジュールのグループのお店に3か月も足を運んでいなかったなんてびっくりだが、カウンターに座るとやっぱり落ち着く。レストランは、寛げることも大事だよね。
 
 この日、はじめて”シェフのお任せ スペシャルコース”をリクエスト。

Photo
 前菜は、サーモンのスモーク・ミキュイ サラダ仕立て。サーモンの、スモークした香りと火を入れた食感がとてもよくて、大好き。二品目の前菜はお肉のテリーヌで、これも好物(だが、写真に撮るのを忘れた)。

 Photo_2
 お魚はスズキの仲間のメジナ。手前は牡蛎。このお料理のソースが! クリーム系のソースのコクとトマトの酸味が合わさって美味。

 Photo_3
 しかし、なんといってもこの日の逸品は、メインのタンのポワレ。タンは焼き肉とか、煮込み系ではお馴染みだが、ポワレははじめてだった。しっかりとタンなんだけれど「タンってポワレでもこんなに食べやすいの?」と驚いた。自分で選ぶときは味をだいたい想像できるものを選びがちだが、こういうサプライズがあるのがお任せの楽しいところだ。下に敷いてあるのはお豆。

2004
 ワインも、お任せの赤。いつものようにチーズを食べてデザート。

 St330316

 ああ、幸せ。

 

油であげていないドーナツ(miel銀座本店)

 
  いただきもののドーナツ。銀座にあるmielというお店の(もともとは大阪のお店らしい)、油であげていないドーナツ。いま人気なのだそうだ。
D_2

 プレーン、ココア、きなこ、焼きいも。焼きいもは生地の中にお芋が入っているんだって。まずは、基本のプレーンを食べた。ええと……、マドレーヌに近い感じ。食感が軽い。
 吉祥寺には、おからや豆乳を使う「はらドーナッツ」があって、そこも人気のお店。おからとか、油であげていないとか、今ドーナツもヘルシー志向なのだろう。素朴な味に戻ったというか。

 ドーナツは、もともとオランダ発祥のキリスト教の祭典用のお菓子だと聞いたことがある。ドウ(生地)+ナッツ(木の実)でドーナツ。はじめはコロコロと丸い形だったそうで、あのリングの形はずいぶん後になってからのものらしい。いまじゃドーナツはリング形状の代名詞だけれどね。どうしてあの形が出てきたんだろう。たぶん揚げやすい形なんじゃないかな。

 子どもの頃、母がつくってくれたドーナツを思い出した。ホットケーキミックスで生地をつくり、ドーナツ型のお玉に入れて、そっと油の中に放す。狐色になったら上げて、お砂糖を振る。子どもの頃から甘さ控えめが好きだったのでお砂糖少々、シナモンパウダーを振ってくれることもあった。市販のアメリカンドーナツより油っぽくなく、甘さもリクエストできるので好きだった。
 

miel銀座本店 http://www.miel-donut.com/

中村紘子 デビュー50周年リサイタル Vol.2

中村紘子 デビュー50周年リサイタルを聴きに行く。その前に、minobiでランチ。

 minobiには11月もボジョレー・ヌーボーを飲みに(いやいや美味しいお食事を食べに?)行ったのだけど。そのときは当日に襲撃。今回はちゃんと数日前に予約を入れて。
 お料理を食べるのに忙しくて、写真を撮らなかったので、MENUはこちらから
最近、ロールケーキのテイクアウトをはじめたそうだ。ここのロールケーキはとってもキメが細かくて、”ふわしっとり”っと、口当たりがよい。まっすぐ家に帰る日ならお土産にするんだけど、今日はひさしぶりにいただきました。うーん、美味。
  
 田町から上野に移動。会場までまだ時間があるので、中央口に降りてみた。上野といえば、公園口に出ることが多いので、中央口はあまり知らない。

Ueno
レトロな雰囲気の駅舎だが、やっぱり馴染みがないと落ち着かず、公園口に回る。

 西洋美術館が、前庭をライトアップしていた。ガーデン・イルミネーションといって27日までの、「美術館でクリスマス」というイベントのひとつだそうだ。
091212_171302

Seiyo
ロダンの「地獄の門」も、こんな風に照らされていた。神様もクリスマスシーズンには、地獄に光を与えるのかしら?


 開場までまだ15分ぐらいあったのに、東京文化会館のロビーはすでに混み始めていた。
クラシックコンサートって、ホールが開くのをお客さんが待ちかまえている。そこいくと、演劇はあんまり開場時間に混み合わない気がする。なんの違い? お客さんの気質?

 曲目は、1961年12月東京文化会館でのデビュー初リサイタルの再現プログラム
ちょうど同じホール、同じ季節なのですね。

スカルラッティ=タウジッヒ:パストラーレとカプリス
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ長調 op.13「悲愴」
シューマン:謝肉祭 op.9
フォーレ:ワルツ・カプリース第1番 op.30
ラフマニノフ:2つの前奏曲 変ホ長調 op.23-6
ラフマニノフ:2つの前奏曲 ト短調 op.23-5
ショパン:バラード第1番 ト短調 op.23
ショパン:練習曲 変ト長調 op10-5 "黒鍵"
ショパン:練習曲 ハ短調 op.10-12 "革命"
ショパン:ポロネーズ 変イ長調 op.53 "英雄"
 
この人は、椅子の位置さえあえば、すぐに弾きだす。ピアノの前でしばらく精神を集中させて、なんて、もったいはつけない。
逆に言えばすごい集中力なんだと思う。50年もの間、第一線で演奏を続けているというのは、そういうことなんだろう。円熟という言葉がぴったりだ。

ああ、”割れんばかりの拍手”というのは、こういうことを言うのね。
次から次から、大きな花束が贈られる。

091212_202301

アンコールの最後が、いつも幻想即興曲なのは、お約束なのかしら? これをやらないとファンが満足しない? それとも、これを弾いたらお別れの合図?
幻想即興曲の余韻とともに、帰宅。