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動線を混乱させる「所要時間案内」(JR品川駅)

 JR品川駅は、改札階から各ホームに下りる階段に「所要時間案内」を貼っています。大きいターミナル駅で不慣れな利用者も多いからお客様へのサービスのつもりなのでしょうが、貼ってある位置が危険! 親切が仇になっています。

 たとえば、山手線のエスカレーターのある場所。
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 上りエスカレーターを降りて2、3歩のところに「所要時間案内」が貼ってあります。
 「所用時間案内」を貼ってあるということは、見る人がそこに立ち止まるということです。エスカレーターを降りてすぐのところは人が溜まりやすい場所。混雑を緩和するために床に黄色い矢印を書いて歩行を誘導しているのに、ここに貼ったらわざわざ「矢印のところに立ち止まって下さい」と言ってるようなもの。駅員たちは矛盾を感じないのでしょうか? 自分たちの仕事を台無しにしています。

 しかもエスカレーターがある場所は1番線内回り側ですが、エスカレーターを上がってくる人は山手線を降りて来た人、「所要時間案内」はこれから山手線を使う人のためのものですから、この場所には不要です。
 2番線、外回りの「所要時間案内」は階段すぐの通路側の壁にあります。内回りもここに並べて貼ったらどうでしょうか? 

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  通路側の壁といっても、隣の京浜東北線「所要時間案内」の貼り方だとスペースに余裕がなさすぎて、ここに人が立ったら階段を利用する人とぶつかってしまいそうです。使っていないポスターの掲示版(枠)を外して、余裕をもって貼ることはできないのでしょうか?

 そもそも階段は<上り><「下り>と通行を決められているので、下り側の近くに「京浜東北線」の「所要時間案内」二つ並べて貼ればいいわけです。そのほうが、<下り>を守る人も増えるでしょう。
 番線ごとにその車線の「所要時間案内」を貼る意味はないどころか、却って動線を混乱させます。<上り>側でその番線の「所要時間」を確認した人が、そのまま下りないまでも、また<下り>側に回って下りることになるからです。
  
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 さらに動線の混乱を招くだけでなく、せっかく整えたバリアフリー機能を使えないものにする階段側に貼られた「所要時間案内」。中央通路のインフォメーションセンターの近くです。 
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 ここに人が立ったら、手すりが使えません! 
 実際に、「手すりを使いたいんですが…」と声をかけていたお婆さんを見かけました。声を掛けられた人は「え?」っとびっくりした反応。
 脚腰が辛くて手すりを使いたい人にとっては、階段のはじめから最後までしっかりと手すりがあることが大事。一、二段ちょっと人を避けて、という動作は身体が不安定になって危ないのです。
 また、階段の手すりのはじまりのところは、点字テープで列車の番線や出口などを案内しているので、そこを塞がられたら目が不自由な人は情報を確認できなくなります。JRはせっかく整備したバリアフリー設備を、自ら潰してどうしたいのでしょうか?
 ここも、階段降り口の壁に貼ってある観光ポスターを外し「所要時間案内」を貼ったらどうなんだろうと思いますが。

 中央通路の山手線に下りる階段も、階段側手すりの上に「所要時間案内」を貼っています。ここは京急との乗り換え改札と近いので、さらに動線が混乱するところです。

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 ひとつのニーズに応じようとするときに、他のニーズとあわせて多角的に検討しないから、こういう混乱が起きるのです。
 駅を利用する者同士がぶつかりやすい動線を、施設側がわざわざつくってはいけません。混み合う駅ですから、なおさらです。
 手すりや点字案内テープは必要としている人がいる設備。改札階から各ホームに降りるところの「所要時間案内」は「ここにもあったらいいな」という情報。動線や手すりの必要は身体的リスクを伴うこと。「所要時間案内」の有無は身体的リスクを伴わないこと。だったら どちらを優先させるべきかは明白。「所要時間案内」は、動線を混乱させない、手すりや点字テープの利用を妨げない位置に貼るべきでしょう。

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