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優先席のハートマークは広がるか?

  都営交通、優先席の「ハートマーク」(関連記事: 「東京都のヘルプマーク」)を、京急線の中でみつけました。

 
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 京急―都営浅草線―京成線と乗り入れているところ。都営新宿線―京王線の乗り入れでも、ハートマークを見ました。
 最初にハートマークを導入した大江戸線は他社との乗り入れがありませんが、乗り入れがある路線で優先席にマークが貼ってあると、認知度は上がるかもしれませんね。

 都営交通に、東京メトロにも導入できないか尋ねたところ「ご意見があったことを先方に伝えます」。東京メトロに聞いたところ「各方面と検討します」との答え。さて、本当に検討するでしょうか。
 ハートマークはもともと都が制定したマーク。ならば、都内しか走らない、JR中央線、山手線も導入可能なのではないかと考えます。JR東日本にも尋ねてみましょうか。

 ただし、見えない障害を可視化することに対しては、性善説の世の中でないと、リスクがあります。
 知り合いにハートマークを説明したところ、「自己申告では、嘘をついてマークをもらい、悪用する人が出てくるのでは?」とすぐに懸念が。その可能性は十分あるのですが、それは健康な人たちのマナーの問題で、悪用する人たちのために、認定はうけていないけれど具合が悪い人たちが利用できないのは馬鹿げた話です。
 ですが、日本では「合理的配慮」が浸透せず、優しさという情緒的な面に頼らなければならない現状。利用する側も、まだ浸透していないことを承知の上で使う覚悟がいります。

  はたしてハートマークは広がっていくのでしょうか。

 

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