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2013年9月

避けにくい歩きスマホ

 先日エスカレーター「手すりにつかまろうキャンペーン」の話を書きましたが、今、駅や鉄道車内よく目にする(耳にする)のは、歩きながらのスマートフォンや携帯電話を禁止する呼びかけです。
 携帯電話の通信会社も呼びかけているし、新聞やテレビニュースでも取り上げられていますので、もうご存知だと思います。 NHKとは、『あまちゃん』で青春時代の春子を演じた有村架純を起用してスポットを流していますね。(公共広告機構との共同キャンペーン 
 今年の5月に、JR四ッ谷駅で小学生の男子が歩きながらケータイを操作していてホームに転落した事故から、本格的な啓発活動が行われるようになったようです。
    

 
Photo_2

 これは、副都心線渋谷駅から田園都市線方向に繋がる地下道に貼ってあった、東急電鉄のポスター。

 愛知工科大学 小塚一宏教授の実験では、歩きスマホでツイッターを操作しながら横断歩道を渡ったときの視野は、手ぶらで歩いたときと比較して、前方が1/5、左右は1/10未満に狭くなるそうです(日経新聞2013.09.17夕刊)。
 また、スマホと携帯電話では、スマホのほうが視界がせまくなるとのこと。
 (http://www.news-postseven.com/archives/20130620_195464.html

 50代半ばになった知人が、「最近人を避けて歩くことが下手になった。若いときは平気だったのに歳をとったのかな」と言っていました。
 歳をとっただけが原因ではないはず。増えた歩きスマホは、急に速度が落ちたり、止まったり予測不能だがら、本人の視野が狭いだけでなく、周りも避けにくいのです。駅のホームや階段はもちろんのこと、道でも危ないと思うことがしばしば。  

 ところで、とある講演で、こんな話を聞きました。
--駅のホームでスマートフォンを見ていた人(A)と、白杖を使っていた視覚障害者(B)がぶつかり、Aのスマホが線路に落ちて壊れた。AはBにスマホを弁償してくれと要求した。--

 講演者はそれ以上詳しくは触れず困ったものだという文脈だったのですが、単純に考えると、スマホを見ていたAと、白杖を使っていたBでは、 Aは注意を怠り、Bは注意していたということになります(白杖の機能は、1.歩行面(路面)の情報収集  2.障害物からの防御  3.存在を周囲に知らせる)。 Aはなにを思って、Bに弁償を要求したのでしょう。


 

エスカレーター「手すりにつかまろう」キャンペーン その後

 この夏、鉄道各社、商業施設などで行っていた、エスカレータ「手すりにつかまろう」キャンペーン。
キャンペーン期間は8月31日まででしたが、JR東日本の駅では啓発ポスターを引き続き貼っているころがあります。一過性のものではないので、これはちょっとうれしい。


Jr_2


 そして、東京メトロでは、車内にこんなポスターが。
他の「安全の取り組み」のポスターと一緒に、優先席の上に貼られていました。メトロもキャンペーンだけでなく、恒常的に取り組んでいるようです。

Photo_3

 エスカレーターの片側歩行禁止の問題は、手すりにつかまって立っていたほうがいいのだ、と知っていても、混んでいるときに(首都圏なら)右側に立ったままでいるのが難しいこと。後ろから、後ろから歩いてきた人とトラブルになりかねません。
 この問題を安全ではなく、輸送効率から啓発する動きもありますね。
輸送効率は、安全の次の問題だろうと思うのですが、危険と言われてもとピンと来ない人にはそのほうが説得力がありそうです。

 さて、実際に片側歩行が廃れるのは、どれぐらい先のことでしょうか。

JR吉祥寺駅中央口の動線

 改修工事中のJR吉祥寺駅。

 以前は、1階に中央改札がありました。1階から2階に上がり、2階からホーム階に上がっていましたが、
1階と2階を結ぶエレベーターは、駅の構造上改札内に設置するのが難しいということでした。

 
 今回の改修工事で、中央改札口は2階になり、改札の外の通路にエレベーターとエスカレーターがつきました。
 これで、中央口のアクセスも便利になります。


Dsc_0646_2

 
 2階通路の改札に近いところ(写真向かって左)から、下りエスカレーター、エレベーター、階段、上りエスカレータ-という配置です。1階から見ると、駅舎出入り口に近いところから、上りエスカレーター、階段、エレベーター、下りエスカレーターです。

Dsc_0648_2


Dsc_0649_2

 動線が重ならないように、少しずつ位置をずらしています。 
 デザイン的にも綺麗ですね。

本屋図鑑(夏葉社)

 地域の施設で、高齢者向けの文章教室の講師をしています。
ミニディサービスと呼ばれる講座の一つです。

 課題を宿題にして、次回作品(エッセイ)を提出してもらいます。それを添削したものを、その次の回に返却。ご本人が読み上げながら、講評や感想を話し合います。隔週の講座なので課題を出してから講評まで約1か月かかります。
 
 その講座で、必ず一編(一冊)、エッセイを紹介しています。プロのさまざまな文章に触れる機会を多くして参考にしてもらうため、という理由の他に、受講者さんたちが自分からはあまり手に取らないだろう作品を選んで、おもしろがってもらう意図があります。そして、作品を書いて来なかった人にも発言のチャンスがあり、積極的に講座に参加できるように。

 さて、本日(2013年9月3日)に紹介した本は、『本屋図鑑』(本屋図鑑編集部 夏葉社)夏葉社代表 島田純一郎著「本屋のこれから 本屋と旅する男 『本屋図鑑』裏話-8-[最終回]」(PRESIDENT Online スペシャル )でした。

 
 文章教室の受講者さんたちは、本が好きです。『本屋図鑑』には、地元の本屋ブックスルーエと、受講者のA氏が大好きな丸善も紹介されていました。こんなに本が好きな、本屋が好きな青年がいることに感心し、話が弾みました。

 

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