東北関東大震災
東北関東大震災により、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
11日の地震発生時は自室で机に向かっていたが、長かったので廊下に出た。そのとたん、グワァン、グワン、と捻れるように床が揺れた。揺れが一旦治まって部屋に戻ると、多少落ちたものはあったが、本棚の本は無事だった。ちょうど日曜に本棚を一本増やしたばかりだった。シェルフの上に積んでいた本をほとんど整理していたから、散乱せずにすんだが、そのままだったら怪我をしていたかもしれない。
地震直後テレビをつけたが、各局とも関東の情報はなかなか流れなかった。経験したことがない揺れだったので、関東の情報がわかるまで不安だった。その日は、東京の公共交通機関が止まって、多くの帰宅困難者が出た。私の家族も、友人も。ケータイ電話は通じず、ケータイメールも規制がかかり、いざとなると、公衆尾電話と昔ながらの家電の組み合わせが、確実な連絡手段だった。その他に確実に繋がったのがTwitter。翌日、連絡がとれなかった友達からもメールが入り、私の身辺はひと落ち着きした。
しかし、みなさまご存知の通り、それからが日本は大変だった。
東京でも余震がくるとどきっとし、眠りが浅い日が続いた。
そして、一週間が過ぎた。
落ち着いていないので、先のことは言われていないが、根本的に考え直さなくてはならない問題がたくさんあるだろう。
マスメディアの報道もイライラするがその批判はもっとエライ方々にお任せするとして、AC公共広告機構のCMは、テレビでもラジオでも続けてあればかり流されると、善意をこれでもかと押しつけられているようで気持ち悪くなってくる。あれは普通のときにチラッと流れるなら「ああ、そうだ」という気づきになるが。いや、根本的な問題があるかな。昔「指一本でボランティア」というCMがあって、「エレベータのボタンを押すことがボランティアなのか?」といった論争が起きた。あの体質は変わってないんだな。
今は計画停電だし自粛ムードもあるが、東京で演劇や音楽ライブや美術展が通常通りできますように。芸術は”祈り”であり、社会を映す鏡でもあり、豊かさでもある。
しかし、水戸芸術館が酷いのは解るが、ミューザ川崎シンフォニーホールも半年の休業とは…。
書きたいことはたくさんあるのだが、うまくまとまらない。
風邪を引いたこともあって、自分にできることもストップしてしまった。
明日からは、少しずつ日常に戻って、本を読む時間を持とうと思う。
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