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2010年8月

サーカスの舞台裏

 ブリヂストン美術館で「ヘンリー・ムア」展を観たとき、新収蔵作品が紹介されていた。


 ロートレック「サーカスの舞台裏」。油彩なのに、モノトーンって珍しくない?
近寄って観たり、離れて観たり。質感というか、光と影の表現が素晴らしい。賑やかなサーカスの舞台裏の、静けさと緊張、そしてなんとなく侘びしい気配が伝わってきて、油彩のモノトーンもいいもんだ。

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ヘンリー・ムア 生命のかたち

 ブリヂストン美術館で行なわれている「ヘンリー・ムア  生命のかたち」に行った(10月17日まで)。

 ムアといえば彫刻のイメージが強いが、彫刻6点、リトグラフやデッサンなど絵画が40点。規模としては小さな企画展なのだが、私はヘンリー・ムアの作品を一堂に見たことがなかったので、ホホウと感心しながら観てまわった。
 
 詳しい解説はこちらから。

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 『横たわる人体』

 『横たわる人体』や母子像も素敵だし、『ふたつのかたちによる人体』も面白いのだけれど、私が好きだったのは『ヘルメット・ヘッド№6』と、一連の『ヘルメット・ヘッド』のリトグラフ。黙視、直視、隠視、優越視、狂視、いずれのリトグラフも戦場の兵士の目だ。

 それから、地下鉄のホームに避難してきている人たちのデッサンが心に響く。大二次界大戦中のロンドンの地下鉄の光景だそうだ。チューブ(地下鉄)を防空壕として避難してきた、多くの人たちが横になっている。
 ヘンリー・ムアって、こういうアーティストだったのか。彫刻だけでは見えなかった(見過ごしていた)側面を知ったような気がする。

「生命(いのち)のかたち」。今回の展覧会のサブタイトル、上手くつけましたね。
 

岡田准一クンのようなワイン

 先日minobiで飲んだワイン。ワインのことはよくわからないので、お任せしています。ソムリエールの長谷川ちゃん曰く、「岡田准一クンのようなワイン」。私はファンではありませんが、ハンサムですよねえ。

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 ほほう。なるほど。重すぎず、華やかな感じもして、ワイン用語だと「バランスがいい」というんでしょうか。最初の印象が、最後まで崩れなかったところも、岡田クン似? 

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 そしてチーズ。見よ、この充実度。

 この日のメインは子どものイノシシ。夏のジビエは珍しいですね。肉質はしっかりしているけれど淡泊で、豚とも違う味わい。美味しかったぁ。

 お料理は、写真を撮るのを忘れました。お料理に夢中になるので、いつも気づくのが遅い!  

W ダブル

 久しぶりに、いい男と、いい女の芝居を観た。

 『W ダブル』 (作 ロベール・トマ/ 演出・上演台本 G2/  於 ル テアトル銀座 29日まで。名古屋、大阪公演あり)

 パリ郊外の大きな屋敷が舞台。放蕩者のリシャール(橋本さとし)と結婚してしまった資産家のフランソワーズ(中越典子)。リシャールの危険な魅力に惑わされ、また暴力にも怯えながらも、彼がつくる借金の返済にうんざりしている。家政婦のルイーズ(堀内敬子)の恋人は、リシャールと瓜二つの弟ミシェル(橋本の二役)。リシャールが留守の間、この弟を替え玉にして離婚しようと計画を立てるフランソワーズ。支配的なリシャールに怯えるルイーズとミシェルも計画に乗るが……。

 サスペンスである。最後のどんでん返しのお楽しみのために、ここからは書かないが、なかなか良くできた結末で、面白かった。だまし、だまされ、誤算が誤算を生む、というか、なんと言おうか。

 堀内敬子が出ているのを知って、2週間前ぐらいにチケットをとった。橋本さとし、中越典子、それから弁護士役の山西惇と、他の役者も素敵だし、G2だし。
 
 見終わって、その期待を裏切らなかった役者陣。いや期待以上。とくに、橋本さとしの色気にはほれぼれする。ワルのリシャールと、冴えないミシェルの二役の演じ分けもいいし、やっぱりナレーションより舞台でしょう、この人は。
 中越典子も、か弱そうな美しさから、凛とした表情まで、いい女っぷりを見せてくれる。
 堀内敬子は、サスペンスでもキュート。山西惇もなかなか渋い。

 なかなかお目にかかれない大人の小粋な芝居に満足。

ブリューゲル版画の世界 

 Bunkamura ザ・ミュージアムで行われている「ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界」を観た。

展覧会の詳細はこちらから。

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 ピーテル・ブリューゲルといえば、「イカロスの墜落のある風景」とか「バベルの塔」とか、宗教的な寓話を題材にしたものや、「雪中の狩人」など農民の生活を描いたものが有名だが、版画もそのテーマを追究している。よりリアルに、あるいはより風刺をきかせて、といったところか。その緻密さには恐れ入る。
 ちょっぴりグロテスクだったり、動物が擬人化されていたり……。そうそう、「不思議の国のアリス」の原画が好きな人は、この展覧会楽しいと思う。

 一番の見所は、傲慢、激怒、怠惰、貪欲、大食、嫉妬、邪淫の七つの罪源シリーズ。そのテーマの立て方はキリスト教徒でないとよくわからない面もあるが、おもしろおかしく描かれている。
 版画ということもあってか、ふと国芳を思い出したりもした。
  
 日本に親しまれているブリューゲルだが、版画の紹介は20年ぶりだそうだ。8月29日まで。その後、新潟、京都に巡回。 

ザ・キャラクター

 野田地図「ザ・キャラクター」を観た(東京芸術劇場)。上演は終わってしまったが、まだいろいろと考え中。一応メモしておこう( ネタバレ注意)。

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 町の書道教室が、実は新興宗教の拠点という話。そこにギリシャ神話を重ね合わせてはいるが、事件は生々しい。
 
 相変わらず言葉の使い方が巧みだが、今回は、文字の形を駆使したものが多い。書道教室なので、習字をする、ギリシャ神話を写経(?)する。それが、スクリーンに映し出される。「袖」が「神」になって、教祖が生まれる。「幻」と「幼」。「儚」と「夢」。
  
 書道教室に部屋を貸した、ただの大家(おおや・橋爪功)はいつしか大家(たいか)に、身の危険を感じて脱走を図る会計係(藤井隆)も、いつしか幹部に。舞台の藤井隆をはじめて観た。少々計算高いところもある”普通の人”を演じて、上手い。
 弟を救出しようと書道教室に入ったマドロミ役の宮沢りえは、この芝居の巫女のようだし(彼女のロングストレートの黒髪も、、あの事件を彷彿させる)、銀粉蝶、橋爪功が芝居巧者なのはいうまでもない。その他の役者たちもそれぞれに活躍している。

 1990年代をピークとした世代の反省、といおうか、時代の説明のようにも見えるが、ギリシャ神話の時代から脈々と続いている行為でもある。そして、それは決して過去のものではなく、「Change!」というキーワードで今につながる。変化を求めて、一人の人間に群がって、その後どこに行こうというのか。野田は、今の時代の幼さにも警鐘を鳴らしている。書道ブームという今の時代の枠組みを利用しているところも巧い。

 

マン・レイ展 知られざる創作の秘密

 国立新美術館で行われている「マン・レイ展 知られざる創作の秘密」を観た(9月13日まで。大阪2010年9月28日(火) ー 11月14日(日) )。2007年から欧州を巡回している展覧会なのだそうだ。


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 マン・レイ (1890-1976)。画家としてスタートし、写真やオブジェも手がけるようになった。写真が一番有名だろうか。ロシア系アメリカ人で、パリで才能を開花させた人。戦争でアメリカ(ロサンジェルス)に戻った時期は不遇の時代で、後年またパリに住む。時代と彼の才能がちょうど良くマッチした、モノクロ写真の美しい陰影や、上品なエロスが漂う作品にほれぼれしながら会場を巡った。ソラリゼーションの写真、おもしろかったな。
 会場の最後に、マン・レイ財団の美術館のビデオが上映されていた。そこは昔彼と妻のジュリエットが住んでいた場所で、いまもマン・レイが住んでいるかのように作品や遺品を展示してある部屋だったのだが、壁を背景にした展示より、そういう場所で、オブジェがより生きてくるような気がした。今回の展覧会で、その一部でも再現できたら、もっとおもしろかっただろうに……。

 
 しかし……、凍えた。展覧会のサイトにも「お客様へ 美術館では、作品保護の観点から会場内の温度を低く設定しています。あらかじめご了承ください。」と書いてあるけれど……。美術館はたいてい空調の設定温度が低いから、夏でも羽織るものをもっていく。この日も七分袖のブラウスにカーデガンを羽織っていたのだけれど、ここまで寒いことは珍しいので、これから行かれる人はお気をつけて。作品保存のためだけじゃなくて、別会場でやっているオルセー美術館展の影響もあるんじゃないかと思ってしまう。

 オルセー美術館展、混み合ってますよ。いつまで経っても1時間以上待つ長蛇の列が、国立新美術館のロビーを埋めていた。屋内で待っているだけマシでしょうけれど、あんなに並ぶのなら今年のオルセーは私はパスだ。
 それで、たぶんオルセーが目当てだったと思われる子ども連れがマン・レイに流れてくるのだと思われる。しかし、マン・レイは、「R15」っぽい作品も多いし、ピカソやジャコメッティのポートレートも、小学校低学年の子どもには「よくわかりませーん」だろう。かといっておとなしくしていなきゃいけないし(もともと美術展にくる子たちだからマナーは心得ているようで)、夏休みの子どもも辛いな。
 
 平日の1時過ぎから2時半ぐらいだったが、マン・レイ展は比較的空いていて観やすかった。
 
 
 

吉祥寺 月窓寺の夏祭り

  8月7日、8日は吉祥寺の月窓寺の納涼盆踊り大会。盆踊りの主催はサンロード商店街で、観音堂内の白衣観音坐像の、ご開帳に合わせて毎年行われている。

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 月窓寺本堂。

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 ご開帳された白衣観音坐像。元禄年間のもので、馬頭観音信仰と結びついて、村民に信仰されたものなのだとか。

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 私が立ち寄ったときは、夕方のフラフープの時間。本格的なデモンストレーションの後、浴衣を着た子ども達がフラフープに挑戦していた。夜の盆踊りになる前から、屋台も賑わっていた。    

ミニバラ

 
  4月にいただいた白いミニバラ。いただいてすぐに花が満開。とても楽しませてもらいました。

 花が終わったあとに少々元気がなくなったので、一回り大きな鉢に移した。そうしたら、新芽がぐんぐん伸びて、6月にまた花が咲いて。その花が終わった後、また新芽が出てきて、今花を咲かせています。

 そういうものなんですか? 疲れないかなあ。

 私はガーデニングに疎くて、元気がなくなったときにインターネットを調べて世話した程度です。たいしたことはしていないので、枝が好きなほうに伸びて、形が悪くなっちゃっているんですが。この鉢も小さくなったかな。


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 猛暑にも負けず、元気なのがうれしい。毎日、声かけながら水やりしています。

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