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  とある席で、「理想の共生社会って、どんな社会ですか?」と訊かれた。

 歳をとっても、障碍があっても、普通の生活ができる社会。普通の生活、というと定義が難しいが、たとえば、自分で近所の商店街に買い物に行って、「今日は寒いね」とか「今日は蕪がいいよ」「じゃあ蕪トンにしよう」みたいな一言二言がお店の人と交わせる社会。高齢になっても、障碍があっても、喫茶店でコーヒーを飲んだり、レストランで食事をしたり、地域の美術館や文化会館で、美術展やコンサートを楽しめる社会だ。

  いま、高齢福祉も障碍福祉も、施設から自宅へ、地域で暮らすこと方向に向かっているが、福祉施設にと自宅の、ドア・ツー・ドアでは、真に地域で暮らすことにはならないだろう。

お店の人と言葉を交わせる機会は、ただでさえ少なくなっている。徹底的に人件費を切り詰めたのか、スーパーーの売り場で店員の姿を見かけることが少なくなった。常連がいるような喫茶店は減り、セルフサービスのカフェばかり。

 
 。

 先の--「農村(田園)へのまなざし」(東京国立博物館 本館)--の記事の中で、こういう展覧会は、区立、市立レベルの小さな美術館で巡回すると楽しいのにね。と書いた。区市町立の美術館やホールは、地域住民が楽しめる場であってほしいと思う。高齢になったり、障碍があったりすると、電車を乗り継いでの外出が億劫になる。大きなターミナル駅で人波に乗って移動するのは、実は大変なことだ。電車やバスを利用するにしても、比較的近いところは行きやすい。そういう人たちが文化的な生活を楽しめるような配慮が、自治体の施設には必要だ。もちろん、その内容が子ども騙しでは意味がない。大型でなくてもいい。充実した良質の内容の展示が、地域の美術館で頻繁に観ることができたら、”美術好き”の裾野が広がるとともに、高齢者、障碍者の生活も豊かになるだろう。

 

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