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キャピタリズム マネーは踊る

 マイケル・ムーア監督の『キャピタリズム マネーは踊る』を観た。
 
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 金融資本主義の行き着いた先、サブプライムローン破綻後のアメリカ経済社会をシビアに見つめ、ユーモラスに描いた作品。ローンが払えなくなり、家を追われる住民。民間委託された刑務所に微罪で入れられ、正当な理由なく刑期を延長された少年少女。マクドナルドより安いパイロットの時給。従業員に死亡保険をかける企業。

 民主主義は、みな平等に1票があるが、「選挙民の大半は、努力を続けていれば、いつか金持ちになるチャンスが来ると信じているから」、この状況に文句はいわない、というシティグループの極秘メモ。アメリカンドリームが独占を許している、という皮肉。 

 この映画を観て『MONOPOLY』を思い出した。バブルになりかけの時代に、資本主義の
『MONOPOLY』というボードゲームが流行って(いまでも有名ね)、私もかなり楽しんだ。
MONOPOLY=独占というだけあって、そのゲームの勝敗は、絶対的な勝者が一人、あとのプレーヤーは破産に追い込まれる。中産階級がない。ムーアが訴える「1%の裕福層と99%の貧困層」というアメリカの現状は、まさにMONOPOLYだ。
 ゲームだったらプレーヤー全員にわかるルールがあるが、現実は複雑怪奇。デリバティブという、経済学者でも説明に困るからくりがある。ムーアは、この閉塞的な独占社会の打開策を、ローズベルト大統領のニューディール政策と、労働者の奮起と、キリスト教に求める(キリスト教徒にだって金の猛者がいるんだろうと思うが)。
 
 しかしなあ、子どもや孫の代まで心配しないですむようなお金持ちが、それでもまだおカネがほしいって、すごいわ。
 そして、一番印象的だったのは、金融企業が権力の中枢に入ることも、権力を握っている者が情報操作をすることも、いとも簡単、オチャノコサイサイだ、ということ。さて、日本はどうか?

 映画が終わったときに、客席から拍手が起きた。観客は8:2ぐらいの割合で男性が多かった。

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