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東フィル ニューイヤーコンサート 2010 

 あけましておめでとうございます。

 1月2日。東京フィルハーモニー交響楽団のニューイヤーコンサートを聴きに、オーチャードホールへ。
 4年前から、毎年恒例にしている。きっかけは4年前のゲストがオーボエ奏者を引退する直前の宮本文昭だったので、これはライヴで聴き納めをしておきたいと思ったから(その前の年、私は病を治療していたので「今年は復活の年にしたい」という希望もあって、寝正月ではない新しい年の過ごし方を考えたということもある)。
 他のオーケストラのニューイヤーコンサートがどういった趣向なのかは知らないのだけれど、今年、司会の朝岡聡が「音楽の福袋」と言っていたのが言い得て妙、華やかで肩が凝らないコンサートだ。

第1部
デュカス/交響詩「魔法使いの弟子」
ラヴェル/ピアノ協奏曲 ト長調
武満 徹/グリーン

第2部
アンダーソン/プリンク・プランク・プルンク
アンダーソン/タイプライター
ショパン/「レ・シルフィード」より“ワルツ” “マズルカ” “華麗なる大円舞曲”
ハイドン/ヴァイオリン協奏曲第1番 ハ長調より第2楽章 **
ショスタコーヴィチ/バレエ「明るい小川」より “ワルツ”
J.シュトラウスⅡ/春の声

 今年の指揮は井上 道義。この人は聴かせるだけでなく、踊ったり、演じたり、見せる(魅せる)指揮者。プログラムも井上さんが選曲して、フレッシュがキーワードなのだとか。
 おなじみの「魔法使いの弟子」で幕が開き、ラヴェル、武満と作曲者の名前はよく知っているけれど、はじめて聴く曲が続いた。ラヴェルのピアノ協奏曲はジャズの影響があって、ガーシュインの曲みたい。二人とも生きた時代が同じだから似ていても不思議ではないね。 この曲のピアノが菊池洋子、モーツアルトのピアノソナタで有名な人だそうだ。

 第2部、「ハイドンのヴァイオリン協奏曲第1番 ハ長調より第2楽章」はハイドンが若いヴァイオリニストのために作曲した曲なのだとか。本日のソリストの郷古 廉(ごうこすなお)は、弱冠16歳。「穏やかな曲なので、かえって難しいでしょう」と朝岡に聞かれると、頷きながら「第2楽章だけ弾くっていうのが、もっと嫌」と言っていた。正直だな。この歳で、もう1682年製のストラディヴァリを貸与されているというから、その期待度はすごい。ヴァイオリン界の石川遼クンみたいな人だ。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースに特待生として入学している。高校生としてのお勉強は他でしているらしいけれど、英才教育しなくちゃ才能がもったいないでしょ、ということなんだろう。素晴らしいね。(音楽に限らず)伸ばせる才能は、どんどん伸ばしたらいい。一般人は、いい聴衆になることが、才能を応援する方法。何年後か、郷古クンが世界的なソリストになったら、「16歳のとき演奏を聴いたことがあるのよ」と自慢しましょう。
 そういえば去年、ハノーバー国際バイオリンコンクールで優勝した三浦文彰も16歳、お父さんが東フィルのコンサートマスター、三浦章広サン。年末の親子競演(凱旋公演)を聴き逃して残念だった。
 
 ショスタコーヴィチの曲が入っているのは井上サンならではの選曲か。.シュトラウスⅡの「春の声」でニューイヤーコンサートらしく。やっぱりニューイヤーコンサートは、ウィーンが本家だからね。
 そしてお年玉の景品、ラデツキー行進曲の指揮は、お嬢さんが打楽器を習っている(この日、先生が演奏していた)30代ぐらいの女性にあたった。 ややゆっくりとした、でもしっかりとしたラデツキーだった。

 はじめて聴く曲があったり、若い演奏家を知ったり、その曲の生い立ちやドラマがフレッシュだったり(魔法使いの弟子」は弟子=成長の途中だからフレッシュなんでしょうね)、新春を祝うのにふさわしいコンサートで、とても楽しめた。

 終演後、隣の東急本店にある、なだ万茶寮で食事。これも毎年の恒例行事。こうやって、いつもと同じように新しい年を迎えられたことに、乾杯。そして数々のフレッシュな希望にも。

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