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2009年の観劇

 「クリスマス週間!」と言って浮かれていたら風邪を引いてしまい、28日にダウン。家族が忘年会に行ったあと、一人でうどんを食べながら、フィギアスケートのエキジビションを観ていた。
 熱が出たのはその一日だけだったが、なんだか情けない年末になってしまった。机の周りを軽く片付けて、大掃除は来年に持ち越し。年賀状をつくり、ネットスーパーで買い物をして、と、最小限のお正月の準備をしたあと、本を読んだ。

 その中で演劇に関する本が二冊。『僕と演劇と夢の遊眠社』(高萩宏 日本経済新聞社)と、『だから演劇は面白い!』(北村明子 小学館101新書)、どちらも 80年代の小劇場をリードした夢の遊眠社の制作に携わった人の著書だ。80年代、小劇場(観劇)にのめり込んだ私にとっては、その時代の夢の遊眠社のことが事細かに書かれている前者の方が興味深かった。野田秀樹と別れた高萩だが、現在は東京芸術劇場の副館長。野田秀樹が、2008年4月から東京芸術劇場の芸術顧問、2009年7月に芸術監督に就任した。その経緯については、詳しくは触れられていないが、偶然ではないだろう。 
 野田が就任したすぐ後の、『ザ・ダイバー』を観たときに、小ホールの脇の展示室で、夢の遊眠社からのが作品の上演ポスターが展示されていた。私は駒場時代の遊眠社は知らないし、チケットがなかなかとれなくて、継続してみ続けるということができなかったので、必ずしもいい観客ではなかったのだけれど、なつかしかった。

 野田の芸術監督就任と、3月のシアターTOPSの閉館、それから『ア・ラ・カルト』の再出発は、私にとって事件だった。

 今年、本数はそんなに観ていない。自分自身が忙しかったとか、新インフルエンザのウワサでチケットをとるのを控えたとか、観たい芝居はチケット争奪戦だったとか、コンサートやライヴに夢中っていうこともある。いろいろ理由はあるが、どうしてもみたいと思う芝居が(というか活気が)、近年減ってきているように思う。
 
 クリスマスシーズンの『ア・ラ・カルト』をはじめて観たときは、日本にこんな小粋なエンタテイメントがあるのか!と興奮した。今年は白井晃、陰山泰が抜けて『おしゃべりなレストラン ア・ラ・カルト リニューアルオープン 準備中』として上演された。白井と陰山が抜けて心配したけれど、常連のファンはそうなることを薄々予感していたと思う。今年のステージは髙泉淳子の芸達者ぶりがクローズアップされ、中西俊博率いるミュージシャンの生演奏がなくてはならないことも再認識した。
 高泉淳子は、若い頃から芸達者な人だった。何人もの人物を演じて、歌って、踊って。さらに、今年は引っ張っていかなくちゃと頑張っているだろうから、髙泉の力が突出するのはしかたがないが、ギャルソンをやった山本光洋、本多愛也も味があって、定着してくれると嬉しい。本多のブルースハープ、チャーリー山本のテーブルクロス引き、すごいな。
 再出発となったことで、改めて『ア・ラ・カルト』は、役者、ミュージシャンの素晴らしい技で成り立っているエンタテインメントだという思いを強くした。


 ブログに感想を書きそびれていたけれど、『海をゆく者』も、いい舞台だった。『シュート・ザ・クロウ』と同じく、アイルランドの戯曲。小日向文世、吉田鋼太郎、大谷亮介、浅野和之、平田満と上手い役者がそろっていて。そう思うと、足を運んだ芝居は”あたり”が多かったかもしれない。少数精鋭?
 
 テレビで観られるような芝居を、劇場で観たいとは思わない。野田秀樹が面白い芝居を紹介してくれるなら行ってみたいし、『ア・ラ・カルト』は、なくならないで嬉しかった。深みのある翻訳劇も好きだ。観劇本数は減っているけれど、まだ演劇ファンでいたいと思う。
 

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