上村淳之展-唳禽を描く-
吉祥寺美術館で、「上村淳之展-唳禽を描く-」を観た。
上村淳之は、上村松篁の子、ということは上村松園を祖母に持つ。過日、山種美術館の「上村松園/美人画の粋」を観たので、なんとなく親しみをもって観た。
花鳥画、というのだろう。鳥ばっかり集めた展示。淳之は、奈良の「唳禽荘」で、画題となる鳥たちを飼育しながら描いているそうだ。自分で育てている、ということは、愛情もわくのだろう、どことなく優しい印象を受ける絵が多い。上村淳之の作品を観たのははじめてで、他の題材の作品も観てみたいと思った。
絵はよかったのだけれど、ロビーに鳥の剥製が多数飾られていて、剥製嫌いの私は、なるべく見ないようにして通り過ぎた。あーん!