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ラウル・デュフィ展 ~くり返す日々の喜び~

三鷹市美術ギャラリーで開催されている、『ラウル・デュフィ展 ~くり返す日々の喜び~』に行ってきた(6月28日まで)。
 「日本初公開となるロデヴ美術館所蔵、および個人コレクター所蔵の作品を中心に、13歳の頃の水彩画から心臓発作で亡くなる晩年の作品まで、デュフィの生涯にわたる作品約75点」とのことで、画家の一生を追っていく。


Photo_2
<競馬場のギュギュスト>(1890年)と<畑の祝祭>(1943年)を使った、綺麗なチケット。

 私が知っていたデュフィの作品は、<畑の祝祭>のような軽いタッチの楽しげなイメージ。音楽や競馬、水辺を題材にしたものも多い。でも、初期のタッチはずいぶんと違っていて、軽くも華やかでもなかった。マティスの影響を受けて、それからセザンヌのキュビズム、装飾美術を手がけ、後年の画風に変わっていく。その変遷が面白かった。

Photo_4
 若い頃の<自画像> (1904年)

 音楽に造詣が深い一家に生まれたが、貧しく、14才で社会に出て、翌年から美術学校の夜間クラスに学んだという。そうか、だから<五重奏>とか<オーケストラ>とか、音楽にちなんだ作品が多いのだな。苦労したからこそ、絵を描ける喜びというものを知っているのだな、と納得。後年、上流階級の遊びを描いたのも、なんとなく気持ちがわかる。”色の魔術師”はちょっと遊び人風だけど、明るい作風で心が和む。
 そうそう、思い出した。黄色や赤と比較しながら「青色は、どんな色調であっても青色だ」というようなことを、美術評論家のインタビューで答えたという解説があったのだ。この人のベースにあるのは、青なの? 黄色とか赤のイメージもあるんだけど。

 最後は<電気の精>(1953年)という10枚組のカラーリトグラフ。パリ万博の電気館に描かれ、現在はパリ市立近代博物館にある巨大壁画のリトグラフ版。ワット、オーム、キュリー夫妻、エジソン、モールス等々(順不同)、物理に弱い私にはどんな功績があったのかわからない偉人も数知れず、電気の歴史に出てくる学者たちが大集合し、いかに電気が人間の”希望の星”だったか!! 半世紀前のことだが、今はより一層、電気がない生活なんて考えられないし…。 
 シルクハットに燕尾服でカーニバルに行く時代と現在は、つながっていた。

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