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上村松園/美人画の粋

山種美術館の『上村松園/美人画の粋』に行った。

 若い頃は食わず(観ず?)嫌いだった日本画も「いいなぁ」と思うようになってきたが、美人画はいまだに、ピンと来ない。でも松園の描く美人は「いいなぁ、綺麗だなあ」と思うんだよね。
 だから、じっくり観てみようと思って。

 
 松園の作品18点の他、並び称された鏑木清方はじめ、奥村土牛、小倉遊亀、伊東深水や、鈴木春信、喜多川歌麿の浮世絵の美人画も展示されていた。
 
 松園の作品を一度にこんなにたくさん観たのははじめて。じっくり見て、私は、構図や色遣い、表情はもちろん、この日本髪の描き方が好きなんだとわかった。生え際のぼかし具合や結った髪の流れがとっても自然。「髪の流れを出すために筆を入れました」って感じじゃない。日本髪って、ともするとペタっと平面的な印象になりがちなのに、この人のはちゃんと結った髪に見える。それによって、女性の表情が生きてくる。
 私にとっては発見だった。

「山種美術館の上村松園」というブックレットを買う。解説代わりに松園自身が語った話が載っていて親しみやすい。
 
 この展覧会の会期が7月26日に終わると、山種美術館は広尾に移転(10月1日オープン予定)するのだそうだ。春に「桜 さくら サクラ」を楽しませてもらっていたので千鳥ヶ淵の印象が強いが、千鳥ヶ淵も11年間と案外短い。
 帰りに、同じ沿いにあるイタリア文化会館で開催されていた「イタリア アンデルセン賞」という絵本のイベントを覗く。美術の専門学校か大学か、30人ぐらいの生徒が引率の先生とともに来ていた。絵本の世界もまた楽しい。知っている絵本もあって、親しんだ作品なのに「作者はイタリアの人だったのか!」と改めて思ったり。
  
 こうやって山種とイタリア文化会館とかけて寄れなくなるし、散歩が楽しめるこの界隈も好きなので残念だけれど、見るからに狭だから移転もしかたがないですね。新しい美術館に期待しましょう。

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