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2009年3月

新宿御苑でお花見

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 友達のお誕生会を兼ねたお花見で、新宿御苑に行った。
 待ち合わせた新宿門は、人、人、人で、自分たちのことを棚に上げて「こんなに混んでいるのねぇ」と驚いていたが、苑内に入ると、それぞれのグループが思い思いの順路で歩くので、そんなに混んでいる感じはなかった。
 日にちが先に決まっていたので、開花宣言が出たころは「当日まで持ちますように!」と思っていた。先週の寒さで、全体としては二分咲き、三分咲きだったが、品種や日当たりによって満開のところも。千駄ヶ谷門付近の桜園地、下の池の脇のしだれ桜は見事に満開。

 雪国に住んでいるわけでもないのに毎年春が来るとうれしくなるのだが、生物としての本能だろうか。

  温室(工事中)前の、オオシマザクラやヨウコウを眺めていたら、知らない年配の女性に話しかけられた。「土曜日の上野公園はね」と写真を見せてくれ、自分でアチコチお花見に回っているのだとか。一人で来ていたみたいで、誰かに話しかけたくなったんだろう。
 
 大木戸門近くのイタリアンで、ランチ。気心しれた友達とのんびり過ごす時間。今年も、幸せだなあ。

 今日も空気がひんやりしていて、電車の中では「大げさだったかも」と思っていた、ダウンを着ていって正解だった。だけど、日差しは強く日焼けをしてしまった。鼻の頭が赤い。頬がヒリヒリ。油断大敵である。 

さよならシアタートップス 最後の文化祭 東京サンシャインボーイズ『returns』

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 新宿の紀伊国屋書店の近くにある「THEATER/TOPS」が、3月末で閉館する。座席数150ぐらいの小さな劇場で、80年代の後半に芝居三昧だった私にとっては、たくさん思い出のある懐かしい劇場。ここで、勢いが出てきた伸び盛りの劇団を次々と観ていた。近頃足が遠のいてしまったのは、好きな劇団や役者がTOPSを卒業し、他の劇場に出るようになったからだ。
 その最終公演「最後の文化祭」のプログラム一つが、東京サンシャインボーイズの15年ぶりの復活公演。サンシャインは、下北沢の駅前劇場で観たのが最初で、これまた思い入れのある劇団。観たい!

 抽選販売のプラチナチケットで、とれれば奇跡といわれていたが、チケットの神様が舞い降りた。

 夜9時半からはじまる約80分の一幕もの。小学校の同級生たちが集まるクラス会?? 小林隆さんの、○○○さんというあだ名だったという台詞に、激しく反応して笑ってしまった私。はしたなかったが、役者さんたちは往年のファンだとわかってくれたと思う。
 そんな感想しかないのかと観られなかった人から怒られそうだが、大まじめにばかばかしいコメディで、笑える、笑える。三谷幸喜さんらしい配慮もあって、登場人物はみんな目立たない普通の人という設定だし、なんと伊藤俊人さんも出演しているので、一瞬ほろっとしてしまう。
 が、それもわかる人にはわかる仕掛けだ。「さよなら」につきもののセンチメンタルな雰囲気は、意図して避けたのだろう。楽しいクラス会が終わったあとの、ちょっぴりハイな気分で家路についた。
 「最後の文化祭」は、これ1本しか観なかったが、パンフレットの中にも懐かしい顔がいた。

 TOPS、バイバイ! 東京サンシャインボーイズ、また15年後にね!!
 
 

パイパー

  1月、2月に観た、NODA MAP『パイパー』のことをメモ書きに(少々ネタバレ)。

 移住から1000年後の、ほろびゆく火星の世界。地球からもたらされる人工食糧を主食とする火星移住者の、食糧難。幸せを数値で計ってきた文明社会。馬鹿馬鹿しいが、統治者たちは真剣な、権力争い。新しい土地を求めて金星に移り住む者が大多数の中で、荒廃した火星に残り、懸命に生き延びようとする一組の家族。そして、都合のいいことしか見せない”歴史”。
 身につまされるストーリーだ。

  役者では主役の松たか子と宮沢りえに、唸る。妹の松と姉の宮沢が、母(松)と四歳の子供(宮沢)に入れかわる瞬間。瓦礫の中を、しっかりと手をつなぎながら歩いていく母と子のシーンは絶品だ。なにもない舞台なのだが二人の台詞だけで、荒れた町が見えてくる。たぶん落語の手法なんじゃないかと思うのだが、これは、作った野田も、演じた役者も素晴らしい。きっと語り継がれる名シーンだ。

 群舞やパイパーの動きも美しい。ラフマニノフやベートーベンなど音楽の使い方も巧い。

 ラスト、希望の花が咲き、これでちょっと救われる。

 今年のはじめから、今年最高の芝居に出会ってしまったかも。

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