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2008展覧会 私的回顧 

 年末に行ったバーで、オーナーに「最近絵は観てます?」と訊かれて、「そうそう今年(08年)の前半は随分美術館を巡ったんだわ」と思った。10月頃から忙しくなり12月は風邪を引いて、美術展のベストシーズンだというのになかなか行けず、アレもコレも見逃している。

 たとえば『巨匠ピカソ展』。サントリー美術館の「巨匠ピカソ 魂のポートレート」展は観たが、国立新美術館の「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」展は見逃したので、なんだか消化不良だ。パリのピカソ美術館が改装中の世界巡回展だったというから惜しいことをした。2館にわけずに国立新美術館一か所でやってくれれば、親切だったのに。1月中旬で終わってしまうフジタにも行けるかなぁ。

 2008年一番感動した展覧会は、東京国立博物館『国宝 薬師寺展』。あの月光さん、日光さんの優美なお姿は忘れられない。二番目は『大琳派展』。これは琳派、とくに宗達が好きだから。宗達といえば『対決 巨匠たちの日本美術』も見応えがあったし、『王朝の恋 描かれた伊勢物語』も面白かった。「物語」繋がりなら、千年紀にちなんで五島美術館の『源氏物語絵巻』も挙げたい。
 小さな展覧会だったが、三鷹市美術ギャラリーの『中右コレクション 幕末浮世絵展 大江戸の賑わい──北斎、広重、国貞、国芳らの世界』も印象に残っている。これを観たあとで『ひらがな日本美術史 6』を読んだら「なるほど!」とか「へえ、そうなのか」と思うことが多く、いままで自分の中でバラバラだった一つひとつの作品の知識が、浮世絵同士あるいは他の美術と、はたまた江戸の歴史に少しづつ繋がっていくような気がした。作品そのものも面白いけれど、こういうことも楽しいんだよね。 
 ちなみに、私の日本美術のお師匠さんは(勝手ながら)橋本治と赤瀬川源平だから体系だって、というわけでもない。あんまり知識先行型の鑑賞も好きじゃないし。

 H3
 海外のものでは、『フェルメール展』の帰りに寄った『ヴィルヘルム・ハンマースホイ  静かなる詩情』が強く印象に残っている。決して華やかではない、落ち着いているようでいて、ちょっと奇妙な画風。ハンマースホイはデンマークの人だから、北欧っぽいといえば、北欧っぽいのかもしれない。初めて観た感動も加わっているのだけれど、ロイヤルコペンハーゲンの食器を見るたびにチケットに使われていた「背を向けた若い女性のいる室内」を思い出す。

 それから番外編で『フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロの小書斎 ・ストゥディオーロ』もルネサンスを体感できた貴重な展示だった。実際に小書斎の中に入れるなんて、これはなかなか味わえるものではない。
 この『フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロの小書斎 ・ストゥディオーロ』と『国宝 薬師寺展』は、ある意味サプライズだったので、他の展覧会とは別格なのだ。


 

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