爆裂クインテット

 昨年の11月からmy boomの中西俊博。『ア・ラ・カルト』で20年前から聴いていたからいまさらなんだけど、この1年、かなりライブに通った。

 先日、超ご機嫌な爆裂クインテットのCDが出た。中西俊博(ヴァイオリン)をリーダーに、竹中俊二(ギター)、林正樹(ピアノ)、鳥越啓介(ベース)、海沼正利(パーカッション)というメンバー。巧いよねえ。楽しそうだし! ジャズ、ブルースから、ラテン系、アイリッシュ…、もう、音楽にジャンルはないのね!

夏に、横浜のモーションブルーで中西さんのライブを聴いたときは、ほぼこのメンバー。竹中さんがいないのが残念だったけれど、maikoちゃん(ヴァイオリン)がゲストだった。それがいまのところ、今年最高にノッたライヴ。だって、メンバーがめちゃくちゃ楽しそうに、jumpしながら弾くんだもん。

 11月のJZ Brat、いまから期待しちゃう。

 

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皇室の名宝展 日本美の華 1期

 東京国立博物館『皇室の名宝展 日本美の華』を観た。1期は江戸から明治までの絵画と工芸品(1期は11月3日まで)。金曜の午後だったがけっこう混んでいたので、肩越しに覗いて飛ばしてしまったものもあるが、観たいものは頑張って観てきた。

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 狩野永徳の唐獅子図屏風って面白いなあと唸って順路を歩いていくと、圧巻なのが伊藤若冲の動植綵絵三十幅。若冲、そーんなに好きじゃないけど、一堂に会しているので見応えアリ。しかし、すごい人。
 思いがけずといっては失礼だが、とても感心したのが川島甚兵衛(三代目)の「春郊鷹狩・秋庭観楓図壁掛」。これが織物なのだから、気が遠くなりそうな作業だろう。河並靖之「七宝四季花鳥図花瓶」も、黒の地に桜色と青紅葉の緑が美しかった。
 そして最後に展示されている松園の「雪月花」。雪が『枕草子』、月が『源氏物語』、花が『伊勢物語』から題材をとったという。描かれている人物の表情といい、色といい、とっても優しい気持ちになる三幅。
 
 今回改めて認識したのが、御物と三の丸尚蔵館所有の物との違い。御物は皇室の方々のもので、御物を国に寄付されたものが三の丸尚蔵館に納められているんだとか。三の丸尚蔵館にあるものも御物だと思っていた。

  秋の庭園開放をしていたが、まだ紅葉にははやいようで。

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コミュニケーションできる店

  ずいぶんと久しぶりの更新になってしまった。

  このブログを読んでくれた方とminobiの話になったとき「小さいお店が好きなんだね」と言われた。他の人からも、同じコトを言われたっけ。BICKE(ビール屋さん)とかStrings(ライヴハウス)とか、挙げているからね。おおきいお店でもいいのだけれど、お店(Stringsは出演者ですが)と、ちょっとコミュニケーションできるようなアットホームなお店が好きなの。お料理のことを聞いたときに気さくに答えてくれたり、「おいしかったぁ」と感想を言ったりできるような。慣れ慣れしいのとは違って、お店のポリシーやプロとしての誇りが伝わってくるような。この好みは物販でも同じで、花とか、紅茶とか、”好み”があるものは、信頼している専門店で買う。

 
 9月に行ったminobiで、ロゼとサンマを食した。
スモークしたサンマなので、主張しすぎず隠れすぎず、なるほどロゼと合いますな!

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その日の赤ワインはこちら。久しぶりのイタリアワイン。
エチケットも、金と青でなんともイタリアらしい。こちらは主張していますね。

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ゴーギャン展 2009

 中村紘子リサイタルの帰りに寄ったお店で、マスターから「もう、行けそうもないから」と、ゴーギャン展 2009のチケットをもらった。会期は23日まで。ありがと、マスター! シルバーウィークのイベントが二つになった。

 というわけで、行こうと思いつつ、なーんとなくグズグズしていた近代美術館のゴーギャン展へ。あの画風が好きか、と問われれば、そうでもない。これがグズグズしていた理由。でも、日本初公開には弱い。

 観て良かった。ゴーギャンの作品が50点ほどあるのだが、やはり今回の目玉でもある日本初公開の「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」が、大作だけあって印象的だった。展示の前に見た映像の解説が、わかりやすいが、ウルサクないのもいい。

 ずいぶんと哲学的だったんだな、ゴーギャンって。その題材をタヒチに求めたのはなぜ? 彼は生粋のフランス人じゃないから、パリの生活(それを文明と呼んでいいのか、どうか)が息苦しかったのかもしれないが、アルルの次に、幼少期を過ごした母方の祖国ペルーに行くという手もあったんじゃないか? しかしタヒチである。ゴーギャンの伝記をいくつも読んでいるわけではないのだが、入門書や、このゴーギャン展の解説では、タヒチ行きについて「西欧文明に背を向け」とか「文明と野蛮」といった言葉で語られている。でも、見方を変えてみると、彼は、あえて自分がコミュニティの外の人間である場所に行きたかったんじゃないかとも思えてくるのだ。

 国内の美術館所蔵の作品もけっこうあって、日本人って案外ゴーギャン好きかも。
 入場までは待ち時間ナシだったがやはり会期終盤、会場内は混んでいた。
 

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中村紘子 デビュー50周年記念リサイタル Vol.1

  シルバーウィークの遊びの予定は、これだけ。いそいそとサントリーホールに行く。
 
土曜日の夜のコンサートや芝居の前後は 食事もゆっくりととりたいけれど、午後6時の開演はちゃんとした夕食をとるにははやくて、でも終演までなにも食べないのもおなかが空くし、ANAホテルはいつも混でいるし、アークヒルズに入っているお店もなんだか落ち着かないし、サントリーホール近辺はあんまり知らないし…。と迷っていると、六本木一丁目の改札出たすぐのところに美味しいパン屋さん「PAUL」(泉ガーデンタワー1F)があったので、喫茶室でオムレツを食べた。ゆったりとした時間を楽しむのは終演後にとって起きましょう。
  
 中村紘子 デビュー50周年記念リサイタル。50周年のプログラムは、中村紘子の”今”というVol.1と 1961年12月、東京文化会館での初リサイタルの再現プログラムのVol.2があり、今回は”今”を聴く。

 シューベルト: 4つの即興曲 op.90
 武満徹:リタニ-マイケル・ヴァイナーの追悼に-I.  アダージョ
 一柳慧:「雲の表情」I,II,III
 ショパン :ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.35 「葬送」
 ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 op.58

アンコールは
 ドビュッシー :『2つのアラベスク』から第1番
 グラナドス :アンダルーサ
 ブラームス :ハンガリー舞曲第1番 ト短調
 ショパン :幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66

 繊細かつパワフルな演奏に魅了される。アンコールとともに客席から花束が次々と贈られた。軽井沢の大賀ホールでもそうだったけれど最後に幻想即興曲を弾くなんて、すごいエネルギーだと思う。
 12月の、初リサイタルの再現プログラムのリサイタルにも行く予定。再現と言っても、もちろん”今”の中村さんが弾くわけだが、こういう試みはオシャレだなあ。

 終演後、ちょっとバーに寄りたくなったのだが、六本木一丁目なのにというか、六本木一丁目だからというか、気の利いたバーが思い浮かばず、結局吉祥寺のお店で飲んだ。 

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吉祥寺秋祭り 2009

 昨日今日と吉祥寺秋祭り(武蔵野八幡宮例大祭)。
 武蔵野八幡宮の御神輿と町内御輿が10基、子供御輿、子供山車も出て、町内&商店街を練り歩く。

駅前で、町内御輿がパフォーマンスを披露するときを見計らって見物。
すごい人手で混み合っていたけれど、招待席の向かいのポジションで観た。
威勢のいいかけ声にあわせて、手拍子。こういうときはのらなきゃソンソン。私、隠れ祭り好きかもねぇ。

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10月から駅の大改修工事がはじまるし、来年3月には伊勢丹の撤退が決まっていて、吉祥寺は正念場を迎えている。これからも賑わいが続きますように…。

それから、八幡様にお参り。お正月よりも出店が多くて、お社のすぐそばまで大混雑だった。

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一葉 終焉の地

 昨日、白山通りを歩いていたら、紳士服店の脇にこんな碑が建っていた。

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樋口一葉 終焉の碑。一葉も、まさか自分が亡くなったところが大通りになるとは思わなかったでしょうね。彼女のイメージは、やっぱり路地裏。
一葉、べつに嫌いじゃないんだけれど、貧乏して、貧乏して、貧乏に苦しんだ人を5000円札にしてしまう日本国のセンスが、よくわからない。

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堀内誠一 旅と絵本とデザインと

 世田谷美術館で行われている「堀内誠一 旅と絵本とデザインと」に行った(9月6日まで)。

 私の、最初の愛読書は『たろうのおでかけ』。それから『ぐるんぱのようちえん』。小学生のときに夢中になって読んだ『人形の家』(ルーマ・ゴッテン作)の挿絵、谷川俊太郎訳の『マザーグース』『わらべうた』。意識していたわけではないが、幼い頃からずーっと、堀内誠一のイラストがいつも側にあった。そして、堀内がアートディレクターをしていた『an・an』も、よく読みました。

 その、堀内誠一の展覧会だというから「行かねば!」と思っていたのに、気がつくともう9月。 最後に慌てて滑り込んだ。 
 今回の展示会で、お父さんもデザイナー(当時は図案家といったらしい)と知った。戦後の混乱期に家族を養うために、14歳で伊勢丹に勤め始めたというから大変な苦労をしたと思うが、天職だったのだろう。お嬢さんは、私とほぼ同世代で、親しみを感じる。

 『ぐるんぱのようちえん』の原画を見られて、うれしい! 数え切れないぐらい読んでいる。文は西内みなみで、堀内ではないが、 コトがうまくいかないときに「しょんぼり」という私の口癖は、たぶんぐるんぱから影響を受けたものだ。『たろうのおでかけ』がなかったのは残念だった……。
 私にとって堀内は絵本画家なのだけれど、今回の展示で改めて認識し、面白かったのは、デザインとか、旅のエッセイのレイアウトデザインをふまえた原画。それを観て、昔、手で線を引いてレイアウトしていた頃を思い出した。

 今回の期間中、文学館のトイレの表示が、男子トイレがポパイ、女子トイレがオリーブに変わっている。堀内がマガジンハウスの社屋用にデザインしたものだそうだ。粋な計らい、世田谷文学館もやるね!

 ウチに帰って、本棚から『たろう』と『ぐるんぱ』を久しぶりに取り出してみた。昔々の、簡単な装丁の絵本。大好きだったから、ぼろぼろなんだけれど、捨てる気にはなれない大事な宝物。懐かしいだけじゃなくて、今につながっている。私が、いまの私に育った”理由”のような気がするのだ。
  
Taro


Gurunpa


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立川談春 独演会

 三鷹市の星のホールで行われた 談春独演会に行ってきた。

 大人気でチケットが取れない落語家、エッセイ『赤めだか』も面白かった。友達がチケットをとってくれたので、私はラッキーなのである。この友人は話芸が好きな人で、落語にも詳しい。かといって通ぶったところがまったくないので、落語初心者の私にとっては、とっても頼りになるありがたい存在。

 他の落語家と比較できるほど落語を聞いているわけではないのだが、談春さんはメチャクチャ面白い。この日は、「首提灯」の枕が長くて、一席はそれで終わるのかと思ったところで噺がはじまり、「夏の疲れ」とかなんとか言ってたのに、結局それぞれ違う持ち味の噺を三つも話して、すごいもんだ。

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 「首提灯」のホントに取れちゃいそうな首、とか、「桑名舟」のパパンパンパン、気合いの入った講談とか、いやあ、びっくり、そして大笑い。講談の場面は、ストーリーがつながらないのに、なんであんなによどみなく噺が出てくるのか!!

 談春さん、今年の冬はインフルエンザの流行で、こうした催しがやりにくくなるだろう、と言っていた。そうだよねえ。そしたら「地下へ潜る」そうだ。いいねえ。

  

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夏のブイヤベース

 夏の終わりの、暑い暑い週末、minobiでランチ。

 お目当ては、夏のスペシャルコース。メインはブイヤベース。
手元に、このような”お品書き”を用意してくれていた。

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 前菜の、夏野菜のゼリー寄せテリーヌも美しかったのだけれど、喜んで食べてしまったので写真はナシ。だって、食べたいんだもん。隣で相棒が、「学習能力ナシ」と言う。はい。メインはちゃんと写真とってブログに載せますっ。相棒はブログをやってないのにパチパチ撮ってる。minobi好きの友達に送るんだそうだ。

ジャーン!!

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 ブイヤベースって鍋ものだからか冬のイメージがあったんだけど、夏も美味しい。
お魚の出汁のスープ。甲殻類のスープもいいけど、独特のまったり感が出るでしょ?
そこいくと、このお魚のスープはちょっとスパイシーで夏にあってる。

 
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 ワインは、いつもナントカの一つ覚えのように「しっかりした赤のボトル」なのだけれど、「夏だし、お魚だし」と支配人の長谷川さんに相談したら、グラスの白+ロゼのセットを勧めてくれた。
 白はあっても、ロゼという選択肢はいままで頭の中になかったんだけど!! 白に近いロゼでさっぱりとしているけど、でも、しっかりものだった。長谷川さん、”ロゼ好き”なのだそうだ。中間のロゼはかえって難しいと思っていたけど、これから長谷川さんの御指南でロゼもいいなあ。

 いつものようにチーズを楽しんだ後、デザートは桃の赤ワインコンポート。「みどりさんは、桃がお好きだから」という気遣い、ありがとう!
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 文章講座の受講者さん(女性)が「夏の食卓」という課題のときに、「私は食べる殿様だから」と書いてきて、いい表現だなあと思った。小さいころに家族から言われていたようで、いわゆる「上げ膳、据え膳」の食いしん坊のこと。私も、minobiでは殿様気分。いやいや隣に私より上手の食いしん坊がいるから、私はさしずめ「食べる姫様」ですね。あら、姫様って可愛いね!

 加藤シェフ、桜井くん、ごちそうさまでした。長谷川ちゃん、いつもありがと!

 
 
 


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